🎉 エンタメ編
今回はエンタメ編・第1回です。
動画:ベトナムのテレビ番組の傾向
1. 人気ジャンルと番組構成
ベトナムのテレビ番組は、ドラマ、ニュース、バラエティー、教育、映画、音楽など多岐にわたります。特に人気なのがK-POPや韓国ドラマなどの韓流コンテンツと、自国制作のドラマやバラエティー番組です。また、地元の伝統や民族文化を紹介する番組も非常に人気があり、地域色豊かなコンテンツが楽しまれています。日本とは異なり、一部のチャンネルでは一日中映画が放送されるなど、番組構成も独特です。

2. 視聴時間帯と生活リズム
ベトナムのテレビ視聴時間帯は、生活リズムと密接に関連しています。主なピークは朝の7時から9時、そして夜の19時から22時です。午前中は主にニュースや教育番組が放送され、家事をこなしながらテレビを見る人が多いです。夜間はドラマやバラエティー番組が中心で、家族そろってテレビを楽しむ時間帯となっています。

3. 家族との視聴習慣と団らん
ベトナムの家庭では、テレビが団らんの中心になっています。家族全員が集まり、共にテレビを見ながら食事を楽しむ姿がよく見られます。特に夜のテレビ視聴は、家族のコミュニケーションを深める貴重な時間となっています。これは日本の家庭でのテレビ視聴とは異なり、テレビが家族の絆を強める一端を担っています。

4. 地方と都市での番組傾向の違い
ベトナムの都市部と地方部では、テレビのジャンルと視聴傾向が異なります。都市部では、国内外の最新ニュース、流行のドラマやバラエティー、外国の映画や音楽番組などが人気です。一方、地方部では地元の民族音楽や伝統芸能、農業や生活情報などの地域密着型コンテンツが中心です。地方部ではテレビがコミュニティの一部となり、地域の情報源としての役割を果たしています。

5. テレビが果たす社会的役割
ベトナムのテレビは、情報伝達の手段だけでなく、社会の意識形成や価値観の形成にも大きな影響を与えています。政策発表や社会問題の報道、教育プログラムなどを通じて、国民一人ひとりに国や社会の動向を伝え、国民意識を醸成しています。また、ベトナムの伝統的な文化や価値観を伝え、次世代に引き継ぐ役割も果たしています。これらの側面を理解することは、ベトナムのメディア文化や家族習慣を理解する上で重要と言えるでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このベトナム文化理解講座は、ベトナム在住の日本人が知っておいたら良い情報を、ライフ編・ビジネス編・エンタメ編に分けてご紹介しています。
少しでも知識が増えれば幸いです。それでは次回をお楽しみに。
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