🎉 エンタメ編
今回はエンタメ編・第2回です。
動画:人気YouTubeチャンネルと視聴傾向
1. 人気ジャンルとチャンネルの特徴
ベトナムでは、YouTubeが非常に人気のあるメディアプラットフォームで、各種ジャンルのコンテンツが数多く存在します。特に音楽、エンターテイメント、教育、料理などのジャンルが人気を博しています。日本のYouTube文化と比較すると、ベトナムのユーザーはよりエンターテイメント的なコンテンツに興味を示しているようです。特にK-POPやV-POP(ベトナムのポップ音楽)などの音楽動画は、音楽チャンネルが大きな支持を受けています。また、ベトナム料理を紹介するチャンネルや英語学習をサポートする教育チャンネルも人気があり、様々なニーズに応える形で成長しています。

2. 年齢層別の視聴傾向
ベトナムのYouTube視聴者の年齢層は幅広く、10代から60代以上までさまざまです。特に10代から30代の若者が主な視聴者で、彼らは音楽、エンターテイメント、ゲームプレイなどの動画に多くの時間を費やしています。一方、40代以上の年齢層は、ニュース、健康、料理などの教育的なコンテンツに興味を示しています。この傾向は、日本と比較しても似ている部分がありますが、ベトナムでは一部の年齢層が英語学習などの教育的なコンテンツに特に関心を持っているといえます。

3. インフルエンサーの影響力と社会的立場
ベトナムのYouTubeチャンネルには、多くのインフルエンサーが存在します。彼らは自身の発信力を活かして商品の紹介や意見形成、社会問題への啓発活動などに参加しています。これは日本のYouTuberとも共通する部分であり、インフルエンサーが持つ影響力は非常に大きいです。一部のインフルエンサーは、政府や企業の公式メッセージを伝える役割を果たすこともあります。しかし、その一方で、社会的な責任やエシックについての認識も求められ、時として批判の的となることもあります。

4. 広告収益と企業との連携
ベトナムのYouTubeチャンネルでは、広告収益が大きな収入源となっています。ビデオ再生数やチャンネル登録者数に応じて収益が決まる広告モデルは、日本と同様です。また、企業との連携も重要な収益源であり、特に大手企業はYouTubeチャンネルと提携し、商品のプロモーションを行っています。さらに、ブランドの公式YouTubeチャンネルを開設し、新製品の発表や認知度向上を図る企業も増えてきています。

5. SNSとの融合と拡散力
ベトナムのYouTube文化はSNSと密接に結びついており、YouTuberや視聴者はFacebookやInstagramなどのSNSを活用してコンテンツの拡散を行います。これにより、チャンネルの知名度が上がり、視聴者数やフォロワー数が増えることで広告収益も増加します。また、ベトナムの若者は積極的にSNSを活用しており、これがコンテンツの拡散力を一層高めています。日本と比べてベトナムでは、SNS利用の規模と頻度が高く、これがYouTubeチャンネルの成功に直結していると言えるでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このベトナム文化理解講座は、ベトナム在住の日本人が知っておいたら良い情報を、ライフ編・ビジネス編・エンタメ編に分けてご紹介しています。
少しでも知識が増えれば幸いです。それでは次回をお楽しみに。
※使用している写真はイメージです。本文とは直接関係ありません。







