🏠 ライフ編
今回はライフ編・第1回です。
1. 起床時間と朝の雰囲気
ベトナムでは、早起きが文化として根付いています。多くの人々が朝5時から6時頃には起床しています。ベトナムは日本と比べると一日が早く始まり、早く終わる傾向があります。特に田舎では、太陽が昇ると同時に動き出すため、朝日が昇る早い時間から活動が始まります。起床後は掃除をしたり、子供の学校の準備をしたりと、それぞれの家庭で静かに一日がスタートします。この早起き文化は、ベトナムの暑さを避けて労働をするため、または生活習慣として長い間受け継がれてきたものです。
2. 朝食のスタイルと人気メニュー
ベトナム人の朝食は、豊富な種類と豪華さが特徴です。ベトナム人は朝食をとても重視しており、日本のようにパンやごはんといった軽食ではなく、ヌードルやご飯に具だくさんのスープを添えた本格的な料理を食べます。特にフォーやバインミー、コムタムなどが人気です。フォーは、ビーフやチキンの出汁が効いたスープにライスヌードルと肉をトッピングしたもので、ベトナム全土で食べられています。家庭で作ることもありますが、時間がない時や手間をかけたくない時は、屋台や小さなレストランで買ってくることが一般的です。
イメージ:2. 朝食のスタイルと人気メニュー…
3. 通勤準備と服装の選び方
ベトナムは熱帯気候であるため、気温は年間を通じて30度前後と高めです。生活習慣として、ベトナム人はシャワーを浴びることで一日を始めます。服装は職場の規定によるところが大きいですが、基本的にきちんとしたビジネスカジュアルが一般的です。男性はYシャツにズボン、女性はアオザイと呼ばれる伝統的な長いチュニックとズボンを着ることが多いです。また、日本と比べて派手な色や柄の服を着ることが比較的許容されています。
4. 家族との会話と朝の役割分担
ベトナム人は家族を大事にする文化があり、朝の時間も家族全員で過ごすことが多いです。朝食は家族全員が揃って食べることが一般的で、その際に一日の予定を共有したり、お互いの様子を伺ったりします。また、朝の仕事は家族全員で分担することが一般的です。例えば、親は朝食の準備や子供の登校準備を、子供は自分の身支度や部屋の片付けを担当します。このように、朝の時間は家族団らんの時間として大切にされています。
5. 朝のメディア習慣とまとめ
朝の時間にはテレビやラジオがよく聞かれます。ニュースや音楽、天気予報などの情報を得るために、多くの家庭で朝から電波を鳴らしています。特にテレビは、情報源としてだけでなく、家族が集まるリビングの中心となる存在です。朝のニュースを見ながら一日をスタートするのがベトナム人の生活文化の一つです。以上がベトナム人の朝の習慣についての解説でした。早起きの文化、重視する朝食、出勤準備、家族との関わり、メディア習慣など、ベトナムの文化を理解するうえで欠かせない部分です。文化理解は、異文化の中で生活する際に必要不可欠な要素であり、これを理解することでよりベトナム生活を楽しんでいただけると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このベトナム文化理解講座は、ベトナム在住の日本人が知っておいたら良い情報を、ライフ編・ビジネス編・エンタメ編に分けてご紹介しています。
少しでも知識が増えれば幸いです。それでは次回をお楽しみに。
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