ビアホイに必ずあるのが、緑色の分厚いグラス。
どのビアホイに行っても、必ずあります。

ビアホイグラスの歴史
調べたところ、ビアホイのグラスが誕生したのは、今から50年ほど前、1976年頃だそうです。
1976年というと、ベトナム戦争(1955年~1975年)が終わった翌年。戦後すぐの時期ですね。
出来た当時は500mlの大きさで、今(350ml)よりもひと回り大きかったんですね。

ビアホイグラス発祥の地
ハノイから2時間ほどのところにあるナムディン省が生産の中心で、職人が再生ガラスを溶かして吹き型にいれて成形します。
その後、灰の中でゆっくり冷まし、藁に包んで運ばれます。
ですので、お店で買うときは、藁やら灰やら砂やら混じっていて、良く言えば風情があります。
ちなみに、ナムディンはPho Bo発祥の地で、また、カトリック教徒が多く、街中には至るところに教会がありました。









| 番号 | 教会名 | 所在地 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 1️⃣ | Phú Nhai 教会 | Xuan Truong 地区 | 東南アジア最大級の双塔ゴシック教会 |
| 2️⃣ | Hung Nghĩa 教会 | Hai Hau 地区 | ドーム屋根+城郭風の豪華装飾 |
| 3️⃣ | Trung Linh 教会 | Xuan Truong 地区 | ゴシック×ロマネスク融合。金枠の聖母像 |
| 4️⃣ | Trung Lao 教会 | Hai Hau 地区 | 灰色石材の荘厳な双塔+正面彫刻 |
| 5️⃣ | Tử Đình 教会 | ブイチュ教区内 | 金装扉と時計付き塔のゴシック様式 |
| 6️⃣ | Tân Mỹ 教会 | ブイチュ教区内 | モダン×伝統様式。前庭に聖母像あり |
| 7️⃣ | Mẹ Ngàn Hoa 教会 | Nam Dinh 市周辺 | ステンドグラス+「千の花の聖母」表記 |
ビアホイグラスの特徴
話がそれました。
ビアホイグラスは、分厚いのでビールが冷めにくいようです。
また、手作りだけあって、1個1個、本当にバラバラです。
底には刻印があって、諸説あるものの、どうも生産地のようですね。
筆者が持っているのはHとかHNみたいな刻印がありました。


ビアホイグラスを買うには
ハノイ市内で買える場所
旧市街DongXuan市場から北に300mほど行ったGam Cau通りにあります。露店がいくつかあり、新品か中古かわからないガラスのコップや花瓶を売っています。
地図はだいたいこのあたり。
ビアホイグラスを買ってみた
値段は、1個15,000ベトナムドンでした(86円くらい?)。
ビアホイの会が女性の日でしたので、参加された女性にプレゼントするため、10個買いました(品質バラバラ)。
日本にはないものなので、買ってみてはいかがでしょうか。
(ビアホイ屋でも買うことが出来ます。でも、使い回したものよりも、灰や砂や藁にまみれた新品のほうが風情があります)

